02.10
勉強になりました
寒い日が続きますね。
そんな中、先日ウェル大阪主催の研修に行ってきました。
「精神障がい者支援における事例検討講座」というもので、参加費もしっかりとられ、事前課題のある研修だったので、どんな内容になるかな~と少しわくわくしながら参加しました。
結果からいうと、10時~16時までみっちり事例検討をし、なかなか面白い研修でした。
扱った事例は、参加者が持ってきた生きた事例だったのが本当に勉強になり、参加者への貴重なお土産にもなったと思います。
参加者は約40人程度だったのですが、私達のように地域で相談支援事業をしている人もいれば、施設のスタッフもいて、職種はバラバラ。基本は4~5人で一つのグループを作ってのグループワークでした。
全体で午前と午後一つずつの事例が参加者から提供され、それについて支援の案を参加者がまずは自分だけで考え、その後グループで出し合ってグループの中でこれはいいね、と思った案をグループ全体の案として事例提供者に返す、というスタイルで進みました。
この案を出し合う時に、どんな案でもいいし、何をだしても決して批判しない「ブレーンストーミング」というやり方で行ったのですが、これがなかなか良かったと思います。
会場からもたくさん意見がでて、普段の事例検討でも『何をだしてもいいよ』という雰囲気を作り出すのはとても大事だな~と感じました
また立場が違うと、同じケースに対しても観点が違うこともとても面白く、同じ施設でも就労移行の事業所と、生活介護の事業所では少し違った意見が出され、それを聞くのもとても参考になりました。
午前は西成区の相談支援事業者から提供されたケースで、午後からは就労継続支援A型の施設から提供されたケースでした。
特に、午前に提供された事例は、どこから手をつけるんや~という感じの複合的な問題を抱えているケースでしたが、色々な観点から支援案が出たことで、まずどこから手をつけていくか、かなり整理された様子でした。
この研修を受けて、改めて事例検討を行う場があることの重要性を感じました。
風の輪は内部でも事例検討を行うし、スタッフ間で常に相談しながら支援していますが、他の事業所では、相談員が1人のところもあり、本当に困ってしまうようです。
事業所内での相談体制はもちろんのこと、自立支援協議会や他の合議体でもやはり事例検討をしていける場を整えて行く必要があるな~、と強く感じた研修でした。
職員T